何百何千ものミツバチが月日をかけて溜め込んだ
とろりと濃厚な黄金色の液体。
緻密なアートのように組まれた
美しいハニカム構造。
あーーーーーー…
「ハチの巣くいて〜〜〜〜」
これが最近の
私の思いであった。
***
どうも、ぽち太です。
最近、仕事の合間にいつも楽しみに見ているのが
「週末養蜂チャンネル」
である。
もともと、
生き物の生態とか
自然系のチャンネルを見るのが
子どもの時から大好きだった。
いきもの地球寄稿?
だっけ?
ああいうチャンネルで
ライオンが狩りをする様子とか
アリがせっせと巣作りをする様とか
ひたすら見るの楽しい。
人間のストレスフルな社会とか
複雑な感情とかとは一線を画した
いきものの力強さ。
黙々と命のサークルのために生きる姿に、
心打たれるんです。
で、
その気持ちの延長で
なんとなくみ始めたのが
ミツバチの生態。です。

ハチって、明らか危険色の色をしてるじゃないですか。
黄色と黒のシマシマ。
んで、
ブンブンいかつい音で飛ぶし
針を持っていたりとかしやがる。。
大変危険なやろーども、
だと思うじゃないですか。
なんですけど、
このチャンネル見てると、
ミツバチなんかもう、
可愛くて可愛くて
仕方なくなりますね。
ミツバチって
ぜんぜん刺さないんですね。
ご存じの方も多いかもしれないですが
ミツバチって、一回刺したら
しんじゃうんです。
だから、刺すのはよっぽどの時。
基本的に、温厚で
穏やかな子達なんだそうです。
春になると分蜂(ぶんぽう)っていって、
女王蜂が増えたら巣分かれするんですが
その時の塊(分蜂蜂球:ぶんぽうほうきゅう)に
手を突っ込んでも
刺されないくらいには温厚。
(絶対安全、ではないので真似はしないで笑)
このチャンネルの動画の中でも、
巣箱の入れ替えをするのに
ブロワーでぶおーーーってハチを飛ばすんですよ。
あっさり吹き飛ばされている姿とか見ると、
思わず
「わ〜〜〜〜」ってミツバチの声を
アテレコしたくなっちゃうくらいには
こやつらは可愛いのです。
なんなら、
あの危険なスズメバチにすら
愛着が湧いてくる。
スズメバチも、
巣の周りや、餌場の周り以外では、
よほどのことがない限り刺さないみたいですね。
この動画とか、
女性が素手でオオスズメバチを
捕まえている姿をみて
驚き通り越して
笑いが込み上げてくる。
(くれぐれも真似はしないように…笑)
とにかく、
なんだろう、
もはや私にとっては
”癒し”の視点でこのハチ君たちを見ているわけである。
そんな動画群の中でも
ひときわ輝きを放っているのが
ハチミツ採取の動画。
指先程度の小さな生き物が
たった数ヶ月の間に
巣枠いっぱいにパンパンのハチミツを溜め込むのである。
可愛いミツバチたちが
スズメバチの襲撃に耐えて
暑さの中あの小さな羽で一心不乱に巣に風を送り
巣食ってくる蛾やアリなどにも負けずに溜め込んだ
あのハチミツ。
こう書くと
何もしていない人間どもが
それらをバクバク食うなんぞ言語両断!
…的な罪悪感も感じるけど
ハチたちが住みやすいように環境を整え
スズメバチと共生しつつも時には戦い
汗をかきながら収穫、給餌、整備をしている
そんな養蜂家の方の仕事も考えると
ミツバチと人間って、
一番共存している存在なのでは、と思えます。
そんな過程を経ての、収穫。
巣枠を切り出すと
ツヤッツヤの黄金色の液体が
みっちりつまったハチの巣。
ぽたぽたと贅沢に垂れる
蜜の透き通った飴色。
刃を入れるとつーーーっと埋まるようにして
切れる蜜蝋の感触。
その音はもはやASMR。
養蜂家の方は
それを巣のまま切り出して
パクーって食べるのである。
くーーーーーーーー
想像するだけで
濃厚な甘味が口いっぱいに感じられるくらいのインパクト。
たまらねえ・・・
特にニホンミツバチの
ハチミツ、蜜蝋、ローヤルゼリーは
希少で高級らしい。
セイヨウミツバチの方が
蜜を集めるのに優れているらしく、
早いサイクルでばんばん回収できる。
それに対しニホンミツバチは飼育も難しく
年に1〜2回しか採取ができない。
その分、味わいも濃厚なんだとか。
ワインに例えるなら、
西洋ミツバチは採れたてフレッシュな
新酒やヌーヴォー。
日本ミツバチは、樽で寝かせた熟成濃厚ワイン、といったところらしい。
ニホンミツバチ飼育と
そのミツバチ本人(本蜂?)たちの
尊さよ・・・・
と、思いを馳せて楽しんでいたのですが。
ふと、
いや、
このままでは私は
ニホンミツバチのエアプではないか・・・?
やりたいことはやる、
この精神を今発揮すべし、
食べたきゃ食べたらいいじゃないか…!!
と思い立ちまして。
買ってみました。
巣蜜。

巣ごと箱に収められた
国産はちみつです。
厳かに桐の箱に詰められたそのお姿・・・・!!!
神棚に飾って崇めたいッ!!
自然の神秘のかたまりッ!!

ふたを開けてみると
まんま天然の蜂の巣がすっぽりと入ってました。
ドキドキしながら枠から外し
動画のように巣の間に
包丁を入れてみる・・・
ぎゅーーーーーっと
巣が切り出される時の
あの重たさ。ASMR再現・・・
これこれこれこれ!!!
みてくださいいいこの黄金色!!!!

とろりとした蜂蜜!
熟成された目で見る甘味!!!
(慌ててとったので撮影がへたくそすぎる)
これがモノホンの蜂蜜です。
さっそくひと口。
これが「巣ごとくらうハチミツ」。
ガブリ。
はぁ・・・
なぜでしょう。
これまでの私の中の
蜂ストーリーが、蜂エピソードが
じわーーーって染み渡ってくるようで。
これは高級ゆえなのか。
ストーリー故なのか。
美味しいでは言い表せない、
なんとも言えない熱さが込み上げました。
いや、
甘さでカーーーーってなってる
だけかもしれぬが。
甘さです。
濃厚。
口の中でもったりと甘味が滞留して
砂糖の時のドーパミンとは違った
なんかカーって熱くなる甘さ。
ハチミツの方が
砂糖より重さあたりの糖度が高い、
といいますが、それなのでしょうか。
まー、非常に美味しかったです。
ただ、
ただですよ。
ハチの巣、巣の部分。
これはなんか慣れなかった笑笑
ガムみたいな食感で
口に残った。
まあ、ミツロウ、ですからね。
ろうそくの元食ってるみたいなもんです。
味はしないので
不味いとは思いませんが
不思議な食感。笑
これ、熱いものに
とかして食べるのが一番いいそうなので、
残りの分はそうしてみようと思います。
熱々のトーストとか、
最高じゃない!?
あ、じゃあ、
徒歩15分先のパン屋さんで
いちばんいいパン、買ってこよう。
それをパリパリに焼いて
バター塗って
ミツロウごと溶けた濃厚ハチミツトースト。
あーーー夢、広がります。
やりたいこと、充実させていくと、連鎖が起こりますね。
じゃあ次はあれをやろう。
これをやろう。
これよね。
これのために毎日生きてんだわ。
を実感する日々です。
めちゃくちゃに美味しいものを食べた
ハチミツパワー??
ローヤルパワー??
でこれを書いてます。
まだまだいろんなことができますね。
やりたいこと
欲しいもの
みたいこと
ぜんぶ体験していきます。
…次は、養蜂に挑戦か・・・??
まだまだ、ミツバチ、エアプです。
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